2月15日「令和5年度 在宅医療・介護連携推進事業」の一環で『看取りの事例報告会』に参加しました。
場所は中泊町役場1階小会議室で行い、小泊漁火センター第1研修室とリモートで連携し、オブザーバーとして「かなぎ病院地域連携室」主任看護師 三上妃都美様をお招きし、近隣の介護事業所からの職員参加の下実施しました。

 「内潟療護園デイサービスセンター」からは小山内所長が『デイサービスセンターでの看取り事例(利用者様は意思疎通困難、全て全介助)』を発表しました。
『デイサービスセンター(通所介護)での看取り』はなかなか考え難い内容かと思いますが、ご家族様(妻)がどうしても最期まで一緒に暮らしたいという強い思いがあり、それに応える形で対応しました。
妻・長女(遠方)・ケアマネ・デイサービスセンターで緊急時の対応方法を共有し合いながら取り組み、終末期には褥瘡の悪化に伴い、訪問看護とも連携しながらの対応について発表をしました。

 その他「居宅介護支援事業所中泊社会福祉協議会」様から『在宅での看取り事例』、「グループホームやまなみ」様から『グループホーム内での看取り事例』をそれぞれの立場から発表しました。
発表後の質疑応答では発表会場の参加者は勿論、リモート会場の参加者からも積極的にご質問頂きとても有意義な報告会となりました。
各発表の最後にはアドバイザーの三上妃都美様から的確なアドバイスを頂き会場の皆さんは納得した様子で聴き入っていました。
その中で『ご本人の苦痛を緩和することが重要』という言葉がとても印象的でした。
 この言葉を意識しながら、他の事業所の発表を参考にして、今後も利用者様並びにご家族様の意向・要望に寄り添ったサービス提供に努めるという強い思いで日々の業務に取り組んで行きます。