オンブズマン委員会について

内潟療護園は、平成5年、民間社会福祉施設としては日本で最初に施設オンブズマン制度をスタートさせました。現在では、法人と委員会との間で協約書を締結し、さらに利用当事者の協力員を1名配置しています。 それぞれのオンブズマンには、施設を隔月で訪問し利用者一人ひとりに声をかけて、苦情や意見、要望を聴いていただいています。その内容については、個人のプライバシーを保護し施設長に報告、改善の要求がされます。改善される事がらや検討する事がら等によって、そのつど、施設長からオンブズマンに口頭による回答がされます。 これらの内容や経緯について、年3回オンブズマン委員会の定例会にて議論され、文書によって理事長に報告されます。そして、同じく文書によって回答されます。この報告書と回答書はふりがなをつけて、掲示板へ掲示されます。

オンブズマン委員会 委員長 沼田 徹(弁護士)

委員長沼田 徹

(弁護士)
オンブズマン委員会 委員 佐藤 昭浩(自営業)

委員佐藤 昭浩

(自営業)
オンブズマン委員会 委員 三上 つま(元 中泊町役場職員)

委員三上 つま

(元 中泊町役場職員)

委員葛西 マツ子

(主婦)

協力員平山 琢司

(ケアホームうるしかわ利用者)

オンブズマン委員会報告及び回答

2022年度 第1期

オンブズマン委員会から苦情・要望 法人からの回答・対応

[内潟療護園の利用者から①]

とても住みやすく満足しています。

利用者の方から、このようなお声をいただきありがとうございます。
今後も、私たち職員は利用者の皆様に満足していただけるよう支援していきたいと思います。

[第二うちがたの利用者から①]

目が不自由なので、まずは、声がけをしてから車いすに手を掛けて動かすようにしてもらいたいと思います。
声がけがないままに車いすに触ったり、車いすをトントンと叩かれると、ビクッとしてしまいます。

大変申し訳ございませんでした。介護の基本である接遇、安心・安全な支援での配慮が足りませんでした。利用者様が満足した生活を送ることができるよう、職員一人ひとりが利用者様の障がいを理解し、より安心・安全な支援を行えるようミーティングや研修を行い、徹底します。

[第二うちがたの利用者から②]

寝返りを打たせてたせてもらうとき、一言、声がけしながらしてもらえると安心します。

申し訳ございませんでした。安心・安全な介護を徹底できるよう接遇研修を行い、介護の基本に沿って行うようにします。

[第二うちがたの利用者から③]

夕飯後9時頃まで、また、朝方に、大きな声で叫んでいる利用者がいて、うるさいので、静かにして欲しいと思います。

安眠できない日があったのに今まで我慢させていたようで大変申し訳ありませんでした。就寝ケア後から21時頃までや早朝目覚めると大きな声を上げる利用者がいらっしゃいますので、有効な対策を検討し対応します。

[第二うちがたの利用者から④]

お風呂の介助が12時までに終わらずに12時30分までかかるときがあります。そうすると、昼食の時間が遅くなり、お昼寝の時間も遅くなってしまいます。

ご不便をおかけしました。感染症対策のため、職員が少なく入浴提供の回数を減らすことへのご協力、さらには入浴時間内に終了できなかったこともありました。しかし「施設内に感染症を持ち込まない」を徹底するため、今後も少ない職員で支援することもあると思います。都度、状況説明を行い同意のもとケアを実施しますのでご協力お願いします。

[第二うちがたの利用者から⑤]

朝食のおかずのレパートリーをもう少し増やしてもらいたいと思います。

ご意見ありがとうございます。利用者の皆さんの声を聴いて献立を工夫していきます。

[第二うちがたの利用者から⑥]

パジャマのズボンを忘れず履かせるようにしてもらいたいと思います。

申し訳ございませんでした。職員一同で個別支援、ケアの統一を実践していきます。

[ケアホームうるしかわの利用者から①]

食事は、物価高の折り、やりくりを工夫して、良く作ってもらっていると思います。

ありがとうございます。外出もできない状況のため、イベント時は手作りにチャレンジした甲斐があります。これからも皆さんのリクエストを取り入れ、食事を楽しんでいただきたいと思います。

[ケアホームうるしかわの利用者から②]

病院受診をすると1日がかりになってしまいます。待ち時間をもう少し短くすることはできないでしょうか。

市内の受診時は、予め診察券を出したり、代理受診や電話診療も取り入れております。しかし、市外の病院での健診や検査等になるととても時間がかかってしまいます。それも皆さんの健康維持に欠かせない受診ですので、ご理解ください。